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【お金の教育】お手伝いに対してお小遣いをあげるのはダメ?

子どものおこづかいを「定額制」か、「報酬制」にするかで悩む人も多いと思います。
私もめちゃくちゃ悩みました!
結局私は、お手伝いに対しておこづかいをあげる「報酬制」を取り入れることにしました。

でも実は「報酬制は良くない!」っていう内容も本やネットの記事で見る事も多くて・・・。
このブログでは、「報酬制」をした場合のデメリットと、私なりに考えた、そのデメリットをなくす方法を紹介したいと思います。

『お金の教育』って、子どもが将来のお金や仕事に対する価値観を身に付ける重要な家庭教育だと思うので、興味のある方は是非最後まで読んでみて下さい♡

「報酬制」のデメリット

色んな本やアメリカのネット記事を読んでいたところ、お手伝いに対しておこづかいをあげる「報酬制」には、こんなデメリットがあるみたいです。

「報酬制」のデメリット
  • お金がもらえないと、お手伝いを率先してやらなくなる。
  • 子どもが本来持ってる「人の役に立ちたい!」「やってみたい!」っていうモチベーションがなくなる。

 

これに対して、「でもこうやれば大丈夫じゃないかな?」って私が思って実行していることを紹介します。

デメリット① お手伝いはやって当たり前のこと

一つ目のデメリットの理由は、お手伝いに対してお金をあげると、

「お手伝い=おこづかいがもらえる」

という考えが定着してしまうこと。

 

お金がもらえないなら、お手伝いなんてしなーい

 

っていう考えになりやすいそうです。

家族の一員として、家事とか家のお手伝いをすることは当たり前のこと。
それに対していちいちお金を支払うべきじゃない。

っていうのが「報酬制」がよくない理由として書かれていました。

確かにそれもわかるんだけど、「家事」だって立派な「仕事」なんだから、あまりにも簡単な事でもない限り、子どもに「ありがとう」の気持ちを込めておこづかいを渡すのはいいんじゃないかなと思ってます。

解決策① 最強の3つの声掛け

このデメリットの解決策として、

 

お仕事やお手伝いは、人に「ありがとう」って思ってもらうためにするんだよ。

 

って、お手伝いはあくまでも「お金をもらうため」じゃなくて、「人を喜ばせたり、助けるためにすること」って伝えています。
家事でも、外で仕事でも、どんなことも結局は誰かから「ありがとう」って思ってもらうためにやってることですよね。
で、その「ありがとう」がお金に変わることもある。

こういう声掛けをしていれば「お金がもらえないならお手伝いなんてしなーい」っていう風にはならないんじゃないかな、と思ってます。

他にもこんな言葉をかけてあげるのがおすすめ。

お手伝いに対して子どもに掛けたい言葉
  • お手伝いしてくれて、ありがとう。
  • お手伝いしてくれて助かったよ~。
  • 手伝ってくれて嬉しい!

当たり前だけど、この3つをちゃんと子どもに言うのってすごく大事だなって思います。
この3つの言葉って、心理学的にも「ぼくって人の役に立てるんだ!」って子どもが実感できて自己肯定感が上がる最強の言葉でもあるらしいです。
この言葉を1番使いやすいシチュエーションってやっぱりお手伝いだと思うから、率先して使うようにしてます。

ただ、やっぱり、お手伝いに対しておこづかいを払う方法を始めてから、

このお手伝いしたらお金くれる?

って、めちゃくちゃ簡単な事に対しても聞いてくるときもあります。
そういうときは、

 

これを手伝ってくれてもお金はあげないよ。
でも手伝ってくれるとママは助かるし、すごく嬉しいな。

 

っていう様にしてます。
ちょっとがっかりした顔にはなりますが(笑)、 ちゃんと手伝ってくれてます。

デメリット② モチベーションがなくなる!

2つ目の「報酬制」のデメリットは、子どもが本来持ってるモチベーションがなくなりやすいってこと。
子どもに限らず、大人でも何か「お金」とか「ご褒美」とかをもらうと、それに対して本来持っていたモチベーションが消えていくらしいんです!

有名な心理学の研究があるんだけど、2つのクラスの学生を対象に「みんなでルービックキューブをやろう!」という授業をやりました。
1つ目のクラスは、とにかくみんなでルービックキューブをやるだけ。
そうすると、授業が終わった後の休み時間の間も、ほとんどの生徒が夢中でルービックキューブをやり続けたそうです。

もう1つのクラスでは、

授業が終わるチャイムが鳴るまでにルービックキューブができた人には、次のテストで10点追加してあげるよ!

と言いました。
すると、授業中はみんな必死でやるけど、授業の終わるチャイムが鳴った途端、誰もルービックキューブをやらなくなったという結果になったそうです。

つまり、「報酬」とか「ご褒美」をもらえるってなった途端に「面白いからルービックキューブをやる!」っていう本来持っていたはずの気持ちがなくなってしまったってことですよね。

解決策② お手伝い選びは慎重に!

確かに、「人の役に立ちたい!」「やってみたい!」っていう本来子どもが持っているモチベーションをなくしたくはないですよね。

この対策には、お手伝い選びを慎重にすることが大事なのかなと思います。

うちの場合は、

  • 子ども本人にしか関係のないことにはお金をあげない(自分の部屋を掃除するとか)
  • やって当たり前のことにお金をあげない(遊んだおもちゃを片付けるとか)
  • 「勉強(100点取った)」や「習い事(リフティングが30回できた)」とかに関してはお金をあげない(勉強や習い事に対するモチベーションがなくなっちゃうから!)
  • 子どもが既に自ら進んでやっていることにはお金をあげない

っていうルールにしてます。

アメリカのサイトで調べていたら、お皿洗いやゴミ出しとかの普段のお手伝いには支払わないけど、庭の草むしりとか、ガレージの掃除とか、たまにやる「大仕事」に対してお金を払うっていう方法もありました。

まとめ

家庭によっていろんな考え方があるし、子どもの性格もあるから、

「絶対にこの方法がいい!」

っていうのはないんじゃないかなって思ってます。

自分達にとっていい方法を取り入れて、子どもと「お金の話」を家族でたくさんして、子どもにお金のことをいっぱい考えさせることが、「お金の教育」で1番大事な事なんじゃないかと思います。

 

うちではお金の教育はどうしていこうかな~?

 

っていう方にとって、参考になれば嬉しいです。

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