アメリカで子育て ワーママの日常

アメリカの性教育ってなにから始める?

 

アメリカではどんな風に子どもに性教育をしてるの?

 
 

性教育って言ってもまだ子どもは小さいし、何から始めればいいのかわからない。。。

 

って何人かのフォロワーさんからDMをいただきました。

アメリカでは子どもが小さい頃から家庭で性教育をすることが一般的。
これは、将来子どもが加害者にならないようにすることはもちろんだけど、子どもが被害者になる可能性を減らすこともできるし、もし被害にあってしまった時に、大人がすぐに気づけるようにするためでもあるんだよ。


性教育は性行為とか妊娠について教えるだけじゃなくて、もっと大事な「相手をリスペクト(尊重)すること」「自分を大事にすること」について教えることに繋がってるって気づいてから、「思春期になってからじゃ遅い!」と思って、息子が4歳くらいから教え始めました。

アメリカでは未就学児の子どもには、まずは「Consent(同意)」と「Boundaries(境界線)」について教えることから始めます。
難しい話をする必要とかは全然なくって、普段の子どもとの会話の中で親が教えられることなので、是非最後まで読んでみて下さい。

性教育
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リスペクトからはじまる

自分の体は大切にされるべきだし、他人の体も大切にされるべき

っていう「リスペクト(尊重)」を子どもに教えることが性教育の1番大事なことなんじゃないかと思います。

自分と相手の体を大切にするために教えなくちゃいけないのが

  • Consent - 相手に同意を求めること
  • Boundaries - 自分の境界線を設定すること

子どもが心も体も健康で楽しくいるためにこの2つを教えることは必須だと思ってます。

「同意」ってなに?

Consent「同意」は、相手の体に触れたり性行為について、相手に選択肢を与えて、その答えを尊重するっていうことです。

小さい子どもには、お友達にハグをしたりするときは

 

「ハグしていい?」って聞いてね

 

って言う風に伝えます。

体の仕組みについて話す前に、まずは

その人の体について決められるのはその人だけ。
もし断られても、その人の意見は尊重しなくちゃいけない。

っていうことを教えることが大事。

これさえわかっていれば、思春期になって具体的な話をしたときに、しっかり理解できるんじゃないかなと思います。
逆にこの「相手をリスペクトする」って大前提がない子には、性行為とか避妊の話をしたところで、肝心なことは理解できないんじゃないかなと思います。
実際に義務教育の中で性教育について勉強したはずなのに、全然リスペクトのない行為をする人ってたくさんいますよね。

親側も子どもに触れるときは

 

〇〇君のことぎゅーってしてもいい?

 

 

こちょこちょされるのやめてほしかったら言ってね。

 

って言う風に、子どもに選択肢をあげて、気持ちを尊重してあげることも大事。

「境界線」を自分で引く!

同意の他にも、子ども達は自分の体について

いつ、どんな風に、誰に触られるか、触らせたくないかの境界線は、自分だけが決める事ができるってことも教えてあげます。

もし嫌だった場合は相手が誰であっても「No」っていう権利を持ってるんだよってことを教えてあげるのが大切。

 

Noっていうことは相手に失礼なことではないんだよ。

 

たとえ相手がママ、パパ、先生でも、触られたくないときは「No」って言ってもいいことを教えてあげてください。

どうやって教える?

「プライベートゾーン」について教えると、子どもが「同意」とか「境界線」について理解しやすくなります。

「プライベートゾーン」ってどこ?

プライベートゾーンは、性に関わる大切な場所で、水着で隠れる部分と口のことを言います。

息子の幼稚園の先生が、子どもがわかりやすいようにプライベートゾーンのことを「ナイショの場所」だと教えていました。
なので私も始めは息子に「ナイショの場所」と言って話しました。

プライベートゾーンについて教える4つのポイント
  • 「汚い」「恥ずかしい」とかネガティブな表現は使わずに、「大切な場所」だという事を教える。
  • 他人に見せたり、触らせてはいけない場所だと教える。
  • 他人のプライベートゾーンを見たり、触ったりしてはいけないと教える。
  • もし触られたり、触られそうになった時は、はっきり「いや!」と言う必要がある事を教える。
    「もし誰かに触られた時は、ママやパパに話してね。」と伝える。

1回話しただけではすぐに忘れちゃうので、普段の生活の中で何回も何回も話していくことが大事みたいです。

私が息子が4歳の頃からしている会話はこんな感じ。

 

おしりおしり~~♪

 

って私のおしりを触ってきたとき。

 

ママのナイショの場所はママの大切な場所だから、勝手に触らないでね。〇〇君のナイショの場所も誰かが勝手に触っちゃいけないんだよ。

 

 

おちんちん~♪

 

ってズボンを脱いだりしたとき

 

ナイショの場所は人に見せちゃだめだよ。
〇〇君も誰かのナイショの場所を勝手に見ちゃだめだよ。

 

って言う感じで話しています。
だんだんと息子も理解してきていて、元夫がふざけて息子のおしりを触ると

 

パパ、ナイショの場所は勝手に触っちゃダメなんだよ!

 

って言ってました。

何歳から?

保育園、幼稚園くらいから教え始めるのがいいみたいです。
男の子と女の子の体の違いとか、自分の体に興味を持ち始めたら教えるタイミングです。

同意については最近たくさん絵本も出版されているので、絵本を読みながらお子様と話すのもすごく良いと思います😊
私も日本に行ったとき何冊か買いたいなーと思ってます♡

みなさんも普段の会話から性教育始めてみて下さいね♡

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