最近4歳の息子がハサミやのりを作ってよく工作をしているので、今日は2人でハートバッグ作りに挑戦しました。
手を動かすと頭が良くなる!?
「モンテッソーリ教育」を作った、マリア・モンテッソーリの言葉に
という言葉があります。
手の動きは、人間と他の生物でもっとも大きく違うもので、手を動かすことは、人格形成と深いつながりがある事をモンテッソーリはさまざまな研究で発見したそうです。
特に3歳から6歳の間は、手先の動きを自分で自由自在に使えるようになりたい時期でもあります。
この時期に、自分の手を使いながら、集中して何かをやり遂げるという経験をさせることがとても大切になるそうです。
簡単な事から始めて、できたら次の事に挑戦させる。
これを就学前にたくさんたくさん経験させてあげることで、子どもの脳の発達において、大切な基礎を身に付けられるそうです。
5つの手の動き
この気持ちの悪い人形を見たことありますか?(笑)
これは、カナダの脳神経外科医が考案した「ホムンクルス人形」と呼ばれるもので、ヒトの脳と体の部位の関係を、部位の大きさで示したものです。
つまり大きいものほど、脳との関係が密接な部位ということですね。
見ての通り、圧倒的に手が大きいですよね!
次に大きいのが口。
手は脳と一番密接な関係があるので、手をたくさん使うことで脳細胞に刺激が与えられて、脳が活性化されるそうです。
でも、ただ手を使えばいいわけではなくて、頭で考えながら手を動かす事が大切みたいです。
脳を活性化させるために幼児期の子どもに是非たくさんさせてほしいのが、こちらの基礎となる5つの手の動き。
1,折る
正確に 端と端を合わせて折る事ができる。
2.切る
左右の手を自由自在に動かして切ることができる。
3.貼る
線に合わせてきちんと貼る事ができる。
4.通す
どんな穴にでも紐を通す事ができる。
5.縫う
糸を針に通して縫う事ができる。
お料理や洗濯、掃除などのお手伝いや、手をたくさん使う遊びを子どもとするのがいいそうです。
- こま回し
- たこあげ
- リリアン
- あやとり
- 折り紙 などなど色々ありますよね。
ハートバッグ作りに挑戦!!
私も息子と手を使った遊びをしようと思って、
ハートバッグ作ってみる?
と聞くと、
やってみるー!!
というので、モンテッソーリのハートバッグ作りに挑戦してみました。
ハートバッグは、将棋の藤井聡太さんが3歳の時にモンテッソーリ幼稚園で100個作ったというエピソードで話題になりましたよね。
子どもに選ばせる!
ハートバッグは、2種類の色画用紙を組み合わせて作ります。
子どもが好きな色合いで作れるように、色んな色を準備してあげる事がおすすめです。
「選ぶ」という事も、子どもに考えさせるチャンスなので、できるだけたくさん用意するのがいいそうです。
私も家にあった色画用紙で何色か準備しました。
2つ選んでね。
と言って、息子が選んだのがこの2色。
なんか渋い色合い・・・。(笑)
ハートバッグを作る時の型紙はこちらのサイトからダウンロードしました。
作り方も詳しく載ってます。
知育 at Home
色んな手の動き!
ハートバックには、「折る」「書く」「切る」「編む」などの手順がいっぱいあります。
バッグに持ち手を付けることもできるので、そうすると、「開ける」「通す」「結ぶ」も加わります。
今回は、私が最初の手順をやったので、息子がやったのは「編む」ところ。
この「編む」が、ハートバッグは少し難しくなっています。
格子のように編んでいくのですが、中を袋状にするように編むので、編み方が少し複雑です。
私もyoutubeを見ながら作ったのですが、初め間違えてしまい、終わってから袋を開こうとしたら開けませんでした。(笑)
「モンテッソーリ ハートバッグ」とyoutubeで検索すると、作り方がたくさん出てきます。
手順が多い分、「次はこうして、その次はこうやって・・・」
と考えながら作る必要があるので、脳をフル回転で働かせながら手を使うことができます。
手順を間違えずにできると、出来上がりはこんな感じの袋状になります。
まとめ
4歳の息子と一緒に作ったのですが、私が手順を間違えてしまったり、結構苦戦しました。
息子が一人で作れるようになるには、かなり時間がかかるなと思いました。
これを3歳の時に100個作った藤井聡太さんはやっぱりすごいですね!
今回は1回で息子が飽きてしまったのですが、また「やってみたい!」と言った時に一緒にできたらいいなと思ってます。
是非お家で試してみて下さい♪