こんにちは、アメリカでシンママをしているひろこです。
子ども同士の小さないざこざってしょっちゅうありますよね。
並んでたところを横入りされた!
ボール遊びがしたいのに貸してくれない
自分がやってることを友達が邪魔してくる...
こういう時にアメリカの小学校ではProblem Solving Wheelっていうものが使われます。
Problem Solving Wheelって?
こんな感じのものです。
Problem Solving Wheel
子ども同士でトラブルがあったときに、どんな解決方法があるのかを、視覚的にわかりやすく子どもに伝えるためのものです。
「その場を立ち去る」「話し合う」「無視して気にしない」とかいろんな選択肢があります。
ここに書かれてるもの以外にも、
「Wait and cool off(待って落ち着かせる)」
「Rock, Paper, Scissors(じゃんけんで決める)」
とかもあります。
なにか問題があったときは、この中の2個か3個を自分で選んで試してみるように子どもに教えます。
お家で兄弟げんかをしてる時に使ってみたり、子どもが見えるところに貼って、普段から「こんな方法もあるよ」って話したりして使うことができます。
実際に問題があるときには、子どもも怒って感情的になってるので、解決方法のことなんかすっかり忘れちゃいますよね。
でも、繰り返し練習していくうちに、解決策を思い出して、自分で解決するための助けになります。
「自分で考えて決める」練習になる
Problem Solving Wheelは、
みんなで仲良くしなさい!
我慢しなさい!
って大人が解決策を押し付けたりしないで、
- 「みんなで仲良くする」以外にも解決策があること
- どうやって解決するかは自分で選べること
を子どもに教えることができます。
子どもが「自分で考えて決める」練習にもなりますよね。
大きな問題には使わない!
何か問題があったときに、Problem Solving Wheelのうちの2個か3個を試しても解決できなかったときは、大人に話すように教えてあげてください。
Problem Solving Wheelは、基本的に「Small Problems(小さな問題)」に使うものなので、いじめとか、お友達に悪いことをするように誘われたりとか、子どもが自分一人で解決できない「Big Problems(大きな問題)」に関しては
自分一人で抱え込まないで、信頼できる大人に話すこと
を必ず教えてあげてください。
怖い時、不安な時、辛いときは我慢しないでいつでも話していいんだよ。
って普段から伝えるのも大事ですよね。
無料のテンプレートもあるので、ダウンロードして使ってみてくださいね♡