こんにちは。
アメリカでシンママをしてるひろこです。
アメリカで子育てしてて思うんだけど、アメリカ人の親って朝から晩までめっちゃ子どもに聞く。
どっちのジャケットを着たいの?
今帰るのと5分後に帰るのどっちがいいの?
「これでいいよね!?」とか「みんなこうしてるよ!」とかあんまり言わない。
ほんと小さい事でもいちいち子どもに「あなたはどうしたいの?」って聞く。
アメリカ人はよく子どもに意見聞くんだな~、へ~。
ぐらいに思ってたんだけど、
これってさ、実は子どもの「幸せ」とか「やる気」にめちゃくちゃ関係することなんだって、色んな心理学の本を読んでて知ったんだよね。
「自分で決める」って、子どもに限らず大人にとっても大事なことだった!
全員持ってる!心の3大欲求
いきなりだけど、人間の「3大欲求」ってありますよね。
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
生きていくために備わってる欲求だけど、これって全部「体」に関係する欲求だよね。
実は、「心」にも3大欲求ってあるんだよ。
心理学用語で自己決定理論(Self-determination theory)って呼ばれてるもので、この3つが満たされると「幸せだな」って感じたり、「よしっ!がんばるぞー!」ってモチベーションが上がるの。
その3つがこれ。
- 自律性(Autonomy)自分のことは自分で決めたい!
- 有能性(Competence)成長したい!
- 関係性(Relatedness)誰かと心で繋がりたい!
この3つが全部満たされると、充実した毎日が送れる人になるんだって。
だから、自分のことを自分で決めれる人かどうかって「幸せ」「やる気」にものっすごい関係してるんだよ。
「自分で決める」練習
子どもの好き放題させた方が良いってことではなく、子ども本人に「選ばせる」「決めさせる」って実はすごい大事なこと。
でも、「自分で決める」って簡単に言っても、練習してないと実は難しい。
子どもの頃に「自分で決める」練習してないと、大人になってからやろうとしてもできないんだよね。
だから、アメリカ人の親は
What do you want?
あなたはどうしたいの?
That's your choice.
あなたが決める事だよ。
って子どもにめちゃくちゃ言う。
息子が通う学校の先生も、
最低でも1日に10個は、子どもに「自分で決める」選択肢をあげるようにしてます。
って言ってました。
自分で決めるってことは、その都度
ボクってなにが好きかな~?どうしたいかな~?
って『考える』ことですよね。
この「自分について考える」クセを付けるってすごい大事なこと。
「選ぶ」「自分で決める」ってことに慣れていない子は、「どうしたい?」って聞かれても
わかんない...
ってなっちゃうんですよね。
自分のことがわからないから、「決めること」ができない。
まずは2択から
そういうときは、まずは2択から始めるのがおすすめ!
こっちとこっちのTシャツどっち着ていく?
麦茶とお水どっち飲む?
今お風呂入るのと、5分後にお風呂入るのどっちがいい?
いきなり全部自分で決めるのは難しいけど、2択から選ぶのだとやりやすい。
しかもこんな風に2択から選ぶだけで、子どもは「自分で自分のことを決めてる!」っていう感覚を持てて「自立心」がぐんぐん育つんだって。
「決めれない子」になるNGワード
逆に子どもが「自分で決める」ができなくなる親のNGワード。
パンに塗るのはジャムがいいよね?
- 先回りして親が世話焼きをしすぎちゃうと、子どもは「決める」必要がないから、「考える」こともめっちゃ減る。
今日のお洋服これでいいよね?
- 親が決めた方が早いけど、子どもが決めるのをできるだけ待ってあげる。
他の子はどうしてるの?
- 「みんなと同じ」ことよりも「自分がどうしたいか」が大事!
まとめ
どんなに小さいことでも、毎日の小さい「自分で決める」の積み重ねが、自立した人を育てるんだな~と思ってます。
「自分で決める」を繰り返すうちに、自分が「何が好きか」「どうしたいか」もよくわかってきて、いろんなモチベーションに繋がるし、本当にやりたいことを見つけられる人にもなれると思う。
楽しく充実した毎日を送るために、小さいうちから「選ぶ」「決める」練習を子どもにたくさんさせていきましょ♡