子どもにとって必要な「甘え」
子育てしていると、
子どもって「甘え」させてもいいの?厳しくした方がいいの?
って迷っちゃうときありますよね。
子どもの心ってどんな風に大人に育っていくんでしょうか?
子どもの心は、「甘え」と「反抗」を繰り返して大きくなっていくそうです。
「甘え」は「依存」のことで、「反抗」は「自立」の事を言うそうです。
この2つの間を行ったり来たりしながら、子どもの心は成長していくみたいです。
「甘えた子」ほど自立する?
でも甘えさせてばかりいたら「自立」ができなくなるんじゃない?
甘えさせて育てると、子どもの自立を妨げてしまうんじゃないか・・・と不安になりますよね。
でも実際は、甘えていいときに充分に甘えた人が、自立できる人に成長するそうです。
そして大事な事は、この「甘え」と「自立」を行ったり来たりするペースはあくまでも子どものペースでなくちゃいけないそうです。
親の都合で甘えさせたり、甘えさせなかったりはダメなんですね。
なぜ甘えた子の方が自立ができるのかは、自立は本人の「意欲」が必要だからだそうです。
「意欲」は「安心感」がなければ湧きあがらないので、親はたくさん子どもを「甘え」させてもいいそうです。
ぼく、いっぱい甘えたい!!
10歳まではとことん甘えさせる!
10歳?そんなに甘えさせても良いんだ!
「甘え」るのは、相手の愛情を求めているからなので、その欲求が満たされないと、
相手に対する怒り、自己肯定感の低下につながるそうです。
この状態が続くと、攻撃的になったり、被害者意識の強い人になってしまうそうです。
もっと甘えたいよー、、、
「甘やかす」と「甘えさせる」はどう違うの?
「甘やかす」と「甘えさせる」は、似ているようで、全く違う効果を子どもに生み出してしまうそうです。
「甘やかす」・・・してはいけないこと。過干渉、過保護で、大人の都合で子どもを支配すること。
「甘えさせる」・・・していいこと。子育てで必要なこと。子どものペースを尊重すること。
「甘やかす」「甘えさせる」の具体例
〇 ・甘えさせる
話を聞いて欲しい、抱きしめてほしいなどの、子どもの情緒的な欲求を受け入れてあげること。
・靴ひもが結べないなど、子どもがどうしてもできないことを手伝ってあげる。
・お腹が痛いなど、子どもが我慢できないことを助けてあげる。(病院に連れていく、薬を飲ませる、休ませてあげる)
✖ ・甘やかす
「おもちゃ買って」「お菓子買って」などの子どもの物理的な欲求をそのまま受け入れること。
・着替えなど、子どもができることまで手や口を出してやってあげてしまう。
・子どもが「お菓子ほしー」と言ったらお菓子を与えるなど、我慢できることを我慢させない。
実際には、「甘えさせる」と「甘やかす」の区別はとても難しいので、その都度親が判断していかなきゃいけないみたいです。
子どもの「甘える」は親子のコミュニケーションの基本
親から子供への「愛情」と子どもから親への「甘え」は、お互いに強め合う関係にあり、親子のコミュニケーションを向上させるそうです。
全然甘えてこない子に愛情をかけるってなかなか難しいですよね。
兄弟でも、「甘え上手な子」と「甘え下手な子」がいて、大人はついつい甘え上手な子をかわいがってしまいがちですよね。
でも10歳以下の子どもが甘えてこない場合は、親側の接し方を変えた方がいいみたいです。
甘えるのが下手な子は、親の状態を敏感に察知して、「甘えちゃいけないんだ」と我慢や遠慮をしていることがあるそうです。
そんな場合は、話す時間やスキンシップの時間を増やしたり、叱る時間を減らしてみるといいそうです。
「甘える」事は、子どもの成長に欠かせない事なんですね!
まだ子どもが小さいうちはめいっぱい子どもに甘えさせてあげたいですね。
やったーーー!!ぼくいっぱい甘える~♡
精神科医でカウンセラーの明橋大二氏著書の「子育てハッピーアドバイス」を参考にしています。