知育・お金の教育

親に期待される子は成績が上がる!?ポジティブなセルフイメージを子どもにあげよう!

まずは4つの「心の栄養」をバランスよく!

子育てで最も大切なのはもちろん「愛情」ですが、人として成長していくためには他にも大切な要素があります。
大きく分けると4つ。
1.「愛情」
2.「信頼」
3.「期待」
4.「厳しさ」


この4つが子どもの心の発達重要な役割を果たしてくれるそうです

4つの中でどれか1つだけしか与えなかったり、1つだけ過度に与えてしまうと、バランスが崩れてしまうので、この4つはどれもバランスよく与えることが重要みたいです。

七田式の情報誌「夢育て」の2019年7月号の内容を参考にしています。

自主性を育ててくれる「愛情」

人から愛されると、自分に対して自信を持ち、いろんなことにチャレンジしようという自主性が芽生えていくそうです。

「大好きだよ」「生まれてきてくれてありがとう」などの、子供の存在そのものに対する喜びや感謝を伝えてあげると、子どもに親の愛情がしっかり伝わるそうです。

自立心を育てる「信頼」

信頼し感謝することは、人の役に立てる存在であるということを認めてあげることになります。

お手伝いを頼んで、「ありがとう」と子供に感謝することがいいみたいです。
日常生活の中で色々な役割を与えると、自分は信頼されているんだという気持ちが子供に生まれるそうです。

子どもの能力を開花させる「期待」

親が子供に適度に期待をすれば、子供は「もっと見てほしい、応援してくれる気持ちに応えたい」と思い、能力が開花していくことがあるそうです。
「すごいね、がんばっているね」「いつも応援しているよ」という言葉で、いつも見ているよということを伝えていきましょう。

社会性を育てる「厳しさ」

厳しさを教えることで、周りの人のことを考えなければならないという社会性が高まります

家のルールを決めて、もし子供がルールからそれたら、理由も添えて一貫した態度でしかることが大切です。
ルールがきちんとある環境の中にいる方が、子供はそのルールの中で自由に成長することができるそうです。

親の期待が子どもの成績を上げる!?

ハーバード大学の心理学者によって行われた、幼稚園から小学校5年生までののべ18クラスの生徒を知能検査した研究があります。

クラスから無造作に生徒を選び、教師に「この子達は知能が高い」と告げます。
するとその生徒達は、他の生徒たちよりもその後成績がとても上がるという実験結果が出たそうです。

研究者はこの生徒達を無造作に選んでいるため、実際に生徒達が他の生徒達よりも潜在能力が高かったわけではありません。
この生徒達と他の生徒達の違いは、教師が「この子達には他の子達よりも高い潜在能力がある」と思い込んでいた点です。

この研究結果から、教師が潜在能力の高さを「信じた生徒達」が、他の生徒達よりも成績がアップしたということがわかりました。
しかも実験の後もこの生徒達は成績を伸ばし続けているという結果があります。

 

期待しただけでそんなに成績が上がったの!?

 

これは教師が生徒の可能性を信じ、「自己成就予言」が働いたために起きることだそうです。
「自己成就予言」とは、他人から期待されることで、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実現することをいいます。

無造作に選ばれた生徒が成績を上げられたのは、教師が生徒を「伸びしろがある」と信じて、生徒の自信を高めようと協力的な態度で接したため、成績が上がったということだそうです。

多くの実験でこれと同じ結果が見られたそうです。
この実験結果から、成績の良くない生徒の成績を上げるには、教師が生徒に対して期待を抱くことがとても効果があるということがわかっています。

子どもに一生もののセルフイメージをあげよう!

人の行動は90%が無意識!?

私たちが普段物事を考えたり、何かを学んだりするときに意識するのは「顕在意識(けんざいいしき)」です。
「お昼ごはんはラーメンを食べよう」と自分の意志で決めたり、「今本を読んでいる」などの自分で自覚できる意識が顕在意識です。

一方、「潜在意識」はこうした認識ができない意識のことで、「無意識」とも言われています。
潜在意識は、感情や直感、本能的な欲求になります。
潜在意識にたくさん情報が入っていくのは6歳までで、その後13歳くらいまでに少しずつ新しい情報が入っていき、そのあとはその潜在意識が無意識のうちに人の行動を決めています。
しかも潜在意識が決める行動は、人の行動の90%ともいわれています。

 

90%?!そんなに!?

 

人は気づかないうちに、子供のころに培った潜在意識で行動していることになります。

なので潜在意識に情報が入りやすい子供の時期に、どのような情報を伝えたり体験させられるかがとても重要になります。

親から子どもへの1番のプレゼント

ソフトバンクグループ代表の孫正義氏は、「自分の成功は母親によって成された」と言っています。
孫氏は、幼いころから母親に「お前は将来成功するよ」とずっと声をかけられ続けていたそうです。
もちろん孫氏本人の努力の結果で成功しているのが大きいですが、母親の言葉が孫氏の中に潜在意識として残り、彼の自信につながり、支えとなっていたことも間違いないと思います。

なので私たち親が、子供にどのような言葉をかけるかが、子供の潜在意識に良いセルフイメージを築く上でとても重要になるそうです。
子どもにプラスの言葉をかけ続けることで、

 

僕って頑張ればなんでもできるんだ!

 

という思いを子供が持てるようになるからです。
ある意味洗脳ですね!(笑)

逆に、

 

なんでそんなに悪い子なの?!

 

など、ネガティブな言葉ばかりかけてしまうと、子供のセルフイメージはどんどん下がってしまいます。

 

僕なんてどうせ・・・

 

そうすると、子どもができたはずのことまでできなくなってしまう可能性もあります。
子ども本来の可能性まで潰してしまうかも!と思うと恐ろしいですね。

「育てたように子は育つ」と言う言葉があるように、親がかけた言葉の通りに子供は育っていくそうです。

今はまだお子様が小さくても、

 

〇〇君(ちゃん)は将来、人の役に立てる素敵な人になっているよ。

 

と子供に伝え続けていれば、そのイメージが子供の潜在意識の中に入っていきます。
親子の信頼関係が強ければ強いほど、両親の言葉が子供の心の中に何年も残り続けるそうです
素敵な事ですね。

私にも両親の言葉でずっと残り続けているものがいくつもあります。
私は子どものころ、両親に「あなたはコツコツ続けられる努力家だから」とよく言われていました。
そして30歳を過ぎた今でも、両親に言われたようなイメージを自分の中で持っていて、何か辛くなった時に「いやでも私はコツコツ続けられるタイプだし!」って思っているところが結構あったりします。
セルフイメージ恐るべし!(笑)
きっとみなさんにもこのような経験があるんじゃないかなと思います。

私達親の言葉かけで、一生ものの素敵なセルフイメージを子どもに持たせてあげることができます。
これは、親が子供にあげられる一番のプレゼントになると思います。
子どもの可能性を心から信じて「どんな事でもできるんだよ」ということを伝えてあげていきたいなって思っています。

 

 

 

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