4歳の息子が最近とても虫に興味がある様子でした。
学校でも友達とアリやダンゴムシを探したりしているようだったので、息子に
アリの観察してみる?
と聞いたところ、
やりた~い!
というのでアリの観察キットを購入してみました。
購入したのはこれ!
アメリカのアマゾンでこちらの"Ant Factory"を購入。
日本のアマゾンや楽天でもアリの観察キットがたくさん販売されているので、興味のある方は是非。
楽天 アリの観察キット
アマゾン アリの観察キット
アリはネットで買う!?
観察用のケースが届いたので、「早速始めよう!」と思ったら、箱の中に紙が入っていて、
「観察用のアリをネットで注文してください。」と書いてありました。
え?アリって買わなきゃいけないの?!
その辺からアリを捕まえてきたらいいと思ってた・・・。
アリにもたくさん種類があるので、その辺のアリだと、小さすぎてアリの観察には不向きみたいです。
なので、ネットでアリを注文。
観察用のアリが30匹で$6.99(約700円くらい)でした。
高いのか安いのかよくわからないアリの値段(笑)
ついでに観察ケースに入れる「土」と「アリの餌」もセットで購入しました。
「アリの餌」・・・わざわざ買う必要あるの?って感じですが(笑)、「土」とセットだったので一緒に購入。
私が注文したアリは、ユタ州から送られてくるとのことでした。
アメリカは州によって法律が違うので、このアリさんを発送できない州もあるそうです。(ハワイ州とか)
届くまで2~3週間かかるということだったので、とにかくアリの到着を待ちました。
早くアリさん来ないかな~
【アリの豆知識】 アリって何種類くらいいるの?
ちなみに、地球上には何種類のアリがいるのかというと・・・
名前がついている(生態が明らかになっている)種類だけで、1万5千種類以上いるそうです!!
名前がついていないアリを含めると、2万種類を超えるとか。
いろんなアリがいるんだね~
日本では295種類が発見されていて、これは他の国と比べても多いみたいです。
アリの観察ケースの準備
きっちり2週間後、やっとアリが到着!!
観察用のアリ、土、餌がセットで送られてきました。
アリの餌は、乾燥させた野菜を細かくした感じのものでした。
アリはケースに入って送られてきたのですが、小さいケースにアリがたくさんいるのはちょっと見た目が気持ち悪かったので写真は載せないでおきます。
さっそく息子と一緒にアリを移すために観察ケースのセッティングを始めました。
1.土を詰める
まずは届いた土をケースに入れていきます。
この時、ぎゅうぎゅうに詰めた方がいいらしいので、付属のスティックを使って土を詰めていきました。
土を入れる→スティックで押す→土を入れる→スティックで押す
を繰り返して、上まできっちり土を入れます。
一生懸命に土を入れてました。
2.土を湿らせる
次に、スポイトを使って土を湿らせていきます。
アリは、乾いた土では巣を作れないそうです。
へー!知らなかった!!確かにさらさらの土だったら掘ってもすぐ崩れちゃうかも・・・
なので、土全体を湿らせるように、ゆっくりとスポイトで水を入れていきます。
この時、入れすぎないように注意が必要です!
水を入れるとじわーっと土に広がっていくので、水のしみ込み具合を見ながら水を入れていくことが大事!
入れすぎるとアリが溺れてしまいます。
スポイト使ってすこーしずつ水を入れていきます。
こんな感じで全体が湿ったらオッケーです!
まだ下の方に水がないように見えますが、じわじわと全体に水が染みていきました。
3.アリを冷蔵庫で冷やす
ケースの準備ができたらアリを移そう!と思いましたが、
説明書を見てみると、「アリを5分ほど冷蔵庫で冷やしてください」と・・・。
アリを冷蔵庫で冷やすって、なんで?
って思いましたが、これは温度が変わることでアリの活動が少し穏やかになるので、ケースに移しやすくするためだそうです。
ちょっとかわいそうですが、これをしないと、ケースに移す時にみんな逃げちゃうので、5分くらい冷蔵庫に入れる必要があるそうです。
間違っても冷凍庫に入れないように気を付けてください。
冷凍庫だとアリさんが死んじゃいます。
冷蔵庫に5分入れて出してみると、確かになんか動きが鈍くなっていました。
そのままケースに移しましたが、息子にやらせたので、5,6匹は脱走してしまいました。(笑)
でも残りは無事にケースに移す事ができました。
4.暗いところでしばらく放置
観察ケースは完成したので、あとはアリさんが巣を作るのを待つだけ。
少し餌を入れて、暗い場所に置いておきました。
アリには夜行性の種類もいるそうです。
観察スタート!
冷蔵庫に5分入れたことで、なんだかアリが元気がなかったので「大丈夫なのかなー?」ってちょっと心配になりながら次の日を待ちました。
1日目・・・
次の日起きてみてみると・・・
めちゃくちゃ元気に活動してる!!
しかもすでに道が出来上がってる!
左側に少しできてますよね。
息子が朝ごはんに食べてたシリアルを砕いて入れると、一生懸命運んでました!!
アリさんお家作ってるよー!!
シリアル運んでるよー!
って息子も大興奮!
見ていると、「アリの餌(野菜)」は放置して、シリアルばっかり巣に運んでました。
アリも好き嫌いするんですね!野菜より甘い物優先。(笑)
その日の夕方にはもっと巣が進んでいき・・・
こんな感じに!
上にこんもり盛り上がった土は、全部アリが掘って上まで運んだ土です。
1日も経ってないのにこんなに作るってすごいですよね~
アリってホントに働きもの!
【アリの豆知識】アリって寝るの?
アリってずーっと働いてるんだね!アリは寝ないのかな?
アリは24時間活動しているといわれていますが、実際は休むこともあり、1分間の休憩を1日に250回ほどとっているそうです。
アリは眠らなくても生きていけるので、この休憩は眠るためにあるのではなくて、仲間のアリと交代で休むためにあるそうです。
アリにもやっぱり休憩は必要なんですね!
アリの休憩は1日合計5時間ほどですが、女王アリは1日合計9時間ほどの休憩をとっているそうです。
女王アリは他のアリよりいっぱい休んでるんだ~
2日目
2日目はこんな感じで全体に巣が広がっていました。
近くでよーく見てみると、穴を掘るアリ、土を運ぶアリ、餌を運ぶアリっていう感じでちゃんと役割分担があるのがわかるんです。
しかもせっかく掘った土を上まで運んだのに、その土を別の穴に落としちゃうアリとかもいる(笑)
しかも落とした時に、ちょうど穴から出てきたアリに当たってた(笑)
端っこで全然仕事してないアリもいる(笑)たぶんこれがいわゆる「休憩中のアリ」なんですね。
なんかアリにも個性があって面白い~
アリの観察を始めた感想
アリの観察って想像以上にめちゃくちゃ面白いです!
買ってよかったってすっごく思ってます。
お子様が「虫に興味あるんだな~」と感じたら、是非アリの観察をやってみてください。
ちなみに1回息子がケースを倒してしまってアリが3匹脱走しました・・・。
3匹とも夫が掴まえてケースに戻しましたが、その時めちゃくちゃアリに噛まれていました(笑)
厚みが薄いケースなので、巣を作る様子が見やすいのですが、子どもが押したりすると倒れやすいので要注意です。
観察用の大きいアリは結構狂暴なので噛まれないように気を付けてくださいね。