知育・お金の教育

子どもの頭のトレーニング!ユダヤの逸話『魔法のザクロ』のお話

今回はユダヤ人の親が子供に話す「魔法のザクロ」のお話を紹介します。
これは『タルムード』に書かれたお話の一つです。

タルムードってなに?

『タルムード』は、ユダヤ人が使う議論集で、1冊400ページ、合計30冊あります。
すごい量ですよね。。。

ユダヤ人は毎週このタルムードについて勉強していて、ほとんどの内容が頭に入っているそうです。
恐るべし。。。
そして食事のたびに

 

タルムードのあの議論について私はこう思うんだけど、あなたはどう思う?

 

って感じで、当たり前のように毎回タルムードについての議論が始まるそうです。

しかもユダヤ人て、子どもにもこの議論に参加させるんです!
子供が小さいころからこのタルムードの中に出てくるお話をして、

 

どう思う?
あなたならどうする?

 

と質問攻め。
これを小さいころからやることで、「考える」っていう習慣を子供に身につけさせているそうです。

だからユダヤ人て優秀な人が多いんですね~。
なんか日本人とは全然違う。。。

魔法のザクロのお話

そしてタルムードの議論集の中には、ビジネスで成功するための哲学もいーっぱい含まれています。
有名なのが、「魔法のザクロ」のお話。
すごく短いお話なので、お子様に聞かせてみて、

どう思う?

って質問しながらお話してみてください。
子どもの頭のトレーニングになります。

あるところに仲良しの3人の兄弟がいました。

兄弟はそれぞれ、10年間各地で修行をすることにしました。
そして、10年後自分が旅の中で見つけた最も不思議なものを持って帰ってくるという約束をしました。

1番上の兄は東に行き、世界の隅々まで見える不思議なガラスのコップを買いました。
2番目の兄は西に行き、空飛ぶ絨毯を買いました。

一番下の弟は、南に行き、森の中でザクロの木を見つけました。
そのザクロの木には花がたくさんついているのに、実は一つしかありませんでした。
その実を取ろうとすると、手のひらに落ちてきました。
そのとたん、花の一つが真っ赤なザクロの実に変わりました。

「この不思議なザクロの木を持って帰ろう!」と思った途端にその木は消えてしまいました。
ですが手の中にはさっきとったザクロの実が残っていたので、それを持ち帰りました。

3人の兄弟はそれぞれ持ち帰ったものを見せ合いました。

すると、世界の隅々まで見えるコップに、ある国のお姫様が重病でベットで寝ている姿が映りました。
傍らで王様が泣いています。

それを見た3人の兄弟は、2番目の兄が持ち帰った魔法の絨毯に乗って、お姫様のところまで飛んでいきました。

そして1番下の弟が持ち帰った不思議なザクロの実を半分に割ってお姫様に差し出しました。
するとお姫様は病気が治り、元気になりました。

それを見た王様は感激し、3人の兄弟にこう告げました。

「お前たちのおかげで姫が回復した。3人の兄弟の誰でも姫と結婚してよい。3人で話し合って決めなさい。」と。

するとお姫様が「私に一つ質問させてください。」と割って入りました。

そしてお姫様はそれぞれに質問していきます。

姫ー「あなたは世界の隅々まで見えるコップで私の重病を発見してくださいました。そのコップは今でも元のままですか?」

1番上の兄ー「はい、全く元のままです。」

姫ー「あなたは魔法の絨毯で私のところへ飛んできてくれました。その絨毯は今でも空を飛べますか?」

2番目の兄ー「はい、空を飛べます。」

姫ー「あなたはザクロの実で病気を治してくれました。ザクロの実は今も変わらないですか?」

1番下の弟ー「お姫様に半分差し上げたので、今は半分になりました。」

「ユダヤ式Why思考法」より ※簡潔にするため文章を短く変更しています。

さて、ここでお子様に質問してください。

お姫様は誰を選んだと思う?
どうしてその人を選んだと思う?

結論をいうと、お姫様が選んだのは、一番下の弟です。

理由は、『一番下の弟だけがお姫様のために自分の大切なものを犠牲にしたから』です。

このお話で子供に伝えるのは、ユダヤの教えである
「No pain, no gain.(まず失わなければ何も得られない)」というビジネスの成功につながる哲学。

ヘブライ聖書には、ユダヤ人が奴隷として扱われていたエジプトから脱出し、砂漠の中をさまよって、犠牲を払った末に目的地であるカナンにたどり着いたことが記されています。
この記述からユダヤ人は、失ったものの大きさに比例して成功があるという考えを学び、子供に伝えているそうです。

そして捨てるタイミングも重要!
大きな成功を手にするためには、何かを得られるとわかっていて捨てるんじゃなくて、大切なものを捨てるのが先!
ってことを、このお話では伝えています。

この物語でも、一番下の弟は

 

すっごい大切なザクロだけど、お姫様と結婚できるならそっちの方がうれしいからあげちゃえ!

 

と思って大切なザクロの実を半分あげたわけではないですよね。
「あれも」「これも」は手に入らないのは当然で、大切なものを差し出した結果、新しい道が開けるということを象徴したお話になっています。

もちろん大切なものを捨てたからと言って必ず欲しいものが手に入るわけではないんだけど、何かを得るためには自分の安定とか安心とかを捨てて、リスクを負う覚悟が必要になる場面がたくさんでてくるんだよなぁ、って大人の私も考えさせられるお話でした。

なんでお姫様は一番下の弟を選んだのか、
なんで上の2人のお兄ちゃんたちじゃなかったのか、

っていうことを子どもに考えさせるお話ってところがすごく面白いなって思います。

日本の昔話にあるような、悪い鬼を倒したからお姫様と結婚してめでたしめでたし、おしまい。
というのとは、またちょっと違った話し方ですよね。

是非お子様に聞かせて、一緒にお話ししてみてくださいね♡

他にもタルムードのお話色々あるので是非。
【ユダヤの逸話】子供の頭を柔軟にする「ふたりの泥棒」のお話
優秀に育てる秘密!?ユダヤ人が子どもにしていること

 

 

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