なんでそんなに頭が良いの?
ユダヤ人って聞くと、
・頭がいい
・成功しててお金持ち
ってイメージがありますよね。
実際に「フォーブス」の長者番付で常に上位にいるのはユダヤ人で、ノーベル賞受賞者も20%はユダヤ人が占めてるんだって💡すごいよね。
金融、保険、ハリウッド映画、百貨店、アパレル、宝飾品、、、世界中のありとあらゆる業種の基盤は全てユダヤ人が作ったとも言われてるんだよ。どゆこと?
でもね、ユダヤ人て世界の人口のたったの0.25%しかいないんだよ👀
なんでそんなに少ないのにこんなに世界中で活躍できるんだろう?
って不思議でしょうがなかったので、色々本を読んで調べてみました。
その秘密は、ユダヤ人の子どもの頃からの「ある習慣」にあるみたい・・・。
なんでもかんでも議論する
ユダヤ人の「ある習慣」っていうのが、 "Debating"「議論」です。
ユダヤ人の「ディベートする(議論する)」習慣は、子どもの頃から家庭の中でも外でもずっと行われていて、 ご飯を食べながら家族で議論することが普通なんだって💡
確かにそんなに議論してたら頭良くなりそう。
でも子どもと議論するって難しくない?って人は、「お話」を使って議論の練習をするのがおすすめ♪(お話の無料ダウンロードあるよ)
質問には質問返し!
この「ディベートする(議論する)」習慣で、ユダヤ人は子供のころから常に「なんで?」って考える力が身についているみたい。
子供の世界って「なんで?」でいっぱいだもんね。
水ってどうして透明なの?なんで海は水なのに青いの??
とか、大人が当たり前と思ってしまって考えもしないようなことをよく質問してくるよね。
ユダヤ人のお母さんやお父さんは、子供のこの「なんでー?」を徹底的に一緒に考えるんだって。すごいなー。
「なぜだと思う?」って子供に聞き返して、それに対する子供の答えにさらに突っ込んだ質問をしていくらしい。
はたから見たら屁理屈みたいな意地悪な質問も、子供相手にどんどんしていくんだって。
で、子どもと一緒にひたすら議論。
「質問する=疑問に思う=頭を働かせている」っていう考えから、そうしているみたい。
子どもが疑問に思ってる時は頭を働かせるチャンス!ってことですね。
ユダヤ人の両親は、子供が学校から帰ってきた時も、まず「今日は先生に何を質問したの?」って聞くらしいよ。
ユダヤ人に伝わる「キツネとぶどう畑」のお話
議論の練習のために子どもに結末のないお話とかもいっぱいするんだって。
今回は、その中の一つ、有名な「キツネと葡萄畑」のお話を紹介したいと思います。
お話はダウンロードボタンをクリックすると、無料でダウンロードできます。
プリントアウトして、お子様に聞かせる時に使ってくださいね♡
ある日、キツネが葡萄畑のそばを通りかかりました。
「ユダヤ式Why思考法」より ※簡潔にするため文章を短く変更しています。
あまりにおいしそうな葡萄が垂れ下がっていたるので畑に入って取ろうとしました。
ところが葡萄畑はしっかりと柵に囲まれていて、太ったキツネはその隙間を通れません。
そこでキツネは考えました。
「よし、何日も空腹を我慢すれば、痩せて隙間を通れるかもしれない」
キツネは空腹を我慢して痩せるのを待ちました。
やっと痩せて柵を通れるようになり、柵を抜けて葡萄畑に入って葡萄を食べることができました。
その葡萄があまりにおいしかったため葡萄畑の葡萄を全部食べてしまいました。
すると葡萄でお腹がパンパンになってしまったために、入ってきた柵を通り抜けられなくなってしまいました。
これでお話はおしまい。
なんかめっちゃ中途半端な終わり方(笑)
で、ここで子どもに2択を出してみる。
A. 食べた葡萄を全部吐き出してお腹をぺしゃんこに戻して柵を抜ける
B. 猟師に見つからないように葡萄の木の陰に隠れて、痩せるのを待つ
どっちだと思う?
お話の後のキツネがどんな行動をとったのかを子供に考えさせて、その答えに対して「なんでそう思うの?」って質問して理由も考えさせる。
Aは、せっかく空腹を我慢してまで葡萄を食べた意味がなくなるし、Bは命を危険にさらすことになるから、別にどちらが正解とかではなくて、考えさせることが大事!
別にAとBの2択にこだわる必要もなくって
お腹がいっぱいになる前に葡萄畑を出る
とか言う答えを出してくる子どももいるよね。
そしたらそこでまた、
でもお腹がいっぱいとはどれくらいまでかなー?
もし食べている途中で猟師に見つかったらどうする?
そもそも柵を入らないで葡萄を食べる方法ってないのかなー?
みたいな感じで、屁理屈みたいな質問をどんどんしていく。
こんな感じで、ユダヤ人はお話を通して、子どもに考える力を身に付けさせてるんだって。
「子どもと議論する」って言うと、難しい感じがするけど、こういうのならできそう♡
子供自身に「なんでそう思うのかな?」ってひたすら考えさせるお話をユダヤ人の両親はたくさん子供に話しているんですね。
ここで一番大事なのは、この話を「聞かせる」ことではなく、この話を聞いて「考えさせる」こと!
みなさんも、是非お子様に「キツネと葡萄畑」のお話してみてくださいね。
※石角 完爾さんのユダヤ式Why思考法を参考にしています。