アメリカ生活

「ママ、遊ぼう!」が聞けるのは、あと何年?思春期にそなえて、今からできること

こんにちは。

先日、息子が通う日本語学校の運動会で、元夫と色々話す機会がありました。
息子の話になったとき、元夫がふとこんなことを言ったんです。

 

おれは今、〇〇(息子)との時間を最優先にするって決めてるから

 

私は驚きすぎて一瞬固まってしまいました。
なぜなら、彼はかつて典型的な「仕事人間」だったからです。

子育ての終わりを想像したとき

私がいくら「もっと家事や子育てをやってほしい」と言っても、子ども達(義理の息子達)が「もっとパパと一緒にいたい!」と言っても、彼はいつも「今は仕事しなくちゃいけない時だから」と言って、ほとんどの時間を仕事に費やしていました。

「今は仕事の時期」って、それもう何年も言ってるけど…
その“今”って、あと何年続くの?って、結婚していた頃はずっと思っていました。

そんな仕事人間だった元夫のまさかの発言でした。
どうして息子との時間を最優先にしようと決めたのか聞いてみるとこう言っていました。

「自分にとっての子育ては、息子で最後。
息子が大きくなれば、もう一生子育てをすることはなくなる。
それが今になって寂しいと思うようになったんだよね。

〇〇(息子)が8歳になって、急に成長を感じるようになってきてさ。
『パパ、パパ』『一緒にあそぼー!』って言ってくれるのも、あと数年しかないことに気づいたんだ。

数年後には、この時間が終わってしまうって想像したら、寂しいを通り越して、怖くなった
だから今は、息子との時間を最優先にしたいと思ってる」

と言っていました。

人って、こんなふうに変わるんだな〜と思いました。
考え方が変わったきっかけは、年齢という部分が大きいのだと思います。

実は私も、子育てに関して同じような寂しさを、ここ最近ずっと感じていたんです。

「その日」は子どものタイミングでやってくる

元夫には前妻との子どもが二人いて、すでに高校を卒業しています。
私も彼らの子育てに10年かかわったのですが、手をつないだり、一緒に寝たりしていた日は、ある日突然終わりました。

しかもその日は、こちらの予想とはまったく違うタイミングで、完全に「子どものタイミング」でやってきました

下の子が急に手をつながなくなった日のことを、今でも覚えてるんです。
いつものように学校の帰りに手をつなごうとしたら「もう子どもじゃないんだから」と手を振り払われて、一人でスタスタ歩いて行った次男。
数日前まで普通に手を繋いでいたのに...。
何とも言えない寂しさを感じました。

子育てって、自分の時間もエネルギーもたくさん使うし、毎日悩んでばかり。
「この子のために何ができるんだろう...」ってずっと考えて、18年間必死に向き合ってきても、最後は子どもの方から「バイバイ、いってきまーす!」って出ていくんですよね。

親は寂しくても、それを止めちゃいけないから、「いってらっしゃい」って背中を押すしかない。
子どもはきっと、新しい人生が始まることにワクワクしてるだろうし。

子育てってある意味めちゃくちゃ切ない人間関係だなって思うんです🥹

この話を元夫としながら、「あと数年で終わる息子との時間を、大切に過ごそう」って改めて話しました。

思春期にそなえて、今からできること

思春期になれば、「ママだいすき~♡」とくっついてきたり、ママと公園で一緒に遊ぶだけで楽しい!、なんてこともなくなる。
でもできれば、思春期もその年齢なりの楽しい親子の時間を持ちたいなと思っています。

そこで私と元夫が考えたのは、

息子と共通で楽しめることを見つける

ということ。
これがあれば思春期になっても「親子で過ごす時間」を確保できるよね、という話になりました。

先日、公園で中学生くらいの男の子が、両親と一緒に野球の練習をしていました。
結構本格的にやっていたんですが、最後はお母さんがヒットを打って大はしゃぎ。
それを見て「いいな~」と思いました。

親子で楽しめることって、別に何でもいいと思うんです。

釣りでも、アニメでも、ファッションでも推し活でも。
子どもが好きなものを一緒に楽しめたら、それで充分だと思うんです。

我が家は今のところ、それが「野球」になりそうだけど、もし将来、息子が野球に興味を持たなくなってもそれはそれでいい。

一緒に楽しめるものを、これからも見つけていきたいと思っています。

みなさんが子育ての中で「急に成長を感じた瞬間」や「親子で楽しんでいること」などあれば、ぜひ教えてください♡

 

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